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ガーデンを学ぶ

Lesson 5

~ 植物について  樹木・土壌 ~

Lesson 52

■樹木
庭の樹木は庭の大きさに合わせて、樹木の大きさを維持していかなければいけません。庭に植栽してある樹種にもよりますが、ほとんどの樹木は定期的に整枝・剪定しなけれいけません。
剪定で枝を切ることは、樹木にとっては体力を消耗する行為です。しかも庭の中で生きることは、本来の自然の中で生きるよりもストレスの多い状況で成長していくことになります。そのように体力が弱ったり、強いストレス下の元で成長している樹木は、病気や害虫の被害を受けやすくなります。人や動物と同じ生き物なのです。
そこで私たちは、樹木にできる限りストレスが少ない環境で、かつ元気よく庭の中で成長してもらうための樹木管理・剪定・消毒を心がけています。

<自然風剪定のススメ>
現在までに主流であった庭の剪定技術は、マツやモッコクなど、成長が遅く徒長枝の出にくい樹木が多く植えられていました。仕立風剪定と呼ばれる刈り込み中心の剪定が基本です。
しかし、最近では自然は嗜好の庭で、癒しを求める傾向が強く、山野に自然に生えている樹木が好まれるようになりました。ケヤキ、ヤマボウシ、エゴ、コナラといった雑木です。
このように雑木で構成される庭は、山の中の空間を感じることができ、とても心地のよいものです。ただし、これらの樹木は本来、山の中で大きく育つ性質があるため、仕立風剪定のように刈り込み中心の剪定では、枝葉が暴れるように伸びて、剪定した後に時間が経ってくると、とても見苦しい姿になりがちです。
そこで樹木が自然に育つ状態に近い剪定方法が必要となってきます。枝先を一様に剪定するのではなく、大枝を小枝に更新しながら樹形を自然な形に維持していきます。これを自然風剪定と呼びます。樹木は自然に育つ環境が一番心地よく長く生き続けてくれます。庭木としての人生を歩む樹木達にできるだけ長く生きてもらうためにも、仕立風剪定よりも、自然風剪定の方が好ましいのです。また自然風剪定の場合、枝先をすべて落としたりすることはないため、どの時期に剪定を行ったとしても花や実をつけることができます。私たちフェーズでは、樹木管理・剪定の仕事も行っていますが、庭の大きさ、樹木の性質、剪定時期などトータル的に判断を行った上で、適切な剪定方法をお客様にオススメしています。

Lesson 55

■土
植栽プランを考える上で重要なのが土です。植物にとって自分を支えるための土。
水や栄養を吸収するための土。植物を育てる上で土作りが基本です。

<植物に適した土>
植物に適した土とは・・・
1.根をしっかり張ることができ体を支えることができる土。
2.根には水と空気が欠かせないため保水性や通気性が高く、長い年月の間にもその効果が持続できる土。
3.植物に適した栄養素を含む土。
4.酸度(酸性・アルカリ性)の適した土。

1.については、樹種によって根の張る性質が異なるため、その樹種の根の特性に合った土壌の深さ、広さを十分に確保してあることが大切です。岩盤があるような場所や、粘土質があるようでは、十分に根を張ることができません。無理に根を張り体を支えようとします。
2.については「水はけがよい」かつ「水もちがよい」という相反した特性を兼ね備える必要があります。粘土のような握って固まるようであってはいけません。砂のように握って固まらないようでのいけません。ほどよく崩れる程度の状態が基本です。保水力を上げるために、市販の土壌改良剤を加えるのもひとつの手です。土壌は月日とともに、通気性の悪い塊の土になっていく性質がありますので日頃から堆肥や土壌改良剤を混入してやることが大切です。
3.については、現在の土の状態や、植物の樹勢、植物の性質などを考慮し、肥料を混入するようにします。
4.植物はすべて、生まれた国の気候・風土の環境を好みます。その植物がどこの産地であるかを知ることで、その産地の環境に合わせた酸度に調整しましょう。現在はほとんど酸性よりの土壌であるため、石灰成分などを混入することで酸度をコントロールすることができます。最後に、土壌を考える際には、その植物が将来どの程度まで大きく育つかを考慮し、あらかじめ植える穴を大きく耕しておきましょう。将来的な考慮をしておかないと、後々植物が根を張れずに、元気をなくしていきます。そのとき土壌改良するのは困難な作業となります。

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